放課後は、図書室で密会




「……っひゃぁっ」



私はその場にへたれこんだ。



だって!

コソコソ話だと思ったら……


耳を……


耳をカプッて……!!




「立て。行くぞ。」



何事もなかったかのように環方くんは私を急かす。



へたらせたのは環方くんなのにぃ!!



口喧嘩で勝てる自信はなく、
私は大人しく立ち上がり、
スカートの汚れをはたいた。




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