放課後は、図書室で密会
「……っ……」
茅は怯えたように体を硬くした。
理由なんて本当は分かっている。
北島だ。
俺だってあんなやつと一緒に回るなんてごめんだった。
でも……
コイツがあまりにも優しすぎるから。
腹が立った。
どうして北島が俺に腕を絡めてくるのを嫌がらないんだよ。
どうして一緒に回ることを拒否しねーんだよ。
俺はお前を試していただけだ。
ダセーやり方。
結果、茅を傷つけてる。
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