放課後は、図書室で密会
掴んでいた茅の腕を離した。
茅は不安そうに俺を見上げる。
どうしてわかんねぇんだよ……
俺はこんなにお前が好きなのに……
大切に……したいのに……。
「……環方くん……。
私のこと……まだ好きでいてくれますか?」
「ッハ?」
「雪さんの方がずっと可愛いし、
こんなことでいちいちヤキモチ焼いてる彼女とか……
ウザくない?」
「…………。」
なんでお前はそんな素直に俺のことを好きでいられるんだよ……。