放課後は、図書室で密会




「座れば?」


「うん……」


環方くんはいつもソファー。

私は床。


ちょっと悲しくなってくるけど、

もう床に座るのだって慣れたもん!



「おいおい、そっちじゃねぇよ。」



床に座った私を上から目線で手招きする環方くん。




「え……」



「こっち。」




環方くんは私の腕を引っ張ると、

いとも簡単に私の体は浮き、

環方くんの膝の上に収まった。





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