放課後は、図書室で密会




「ちょっ!

何やってんの!環方く……」



「昨日言ったじゃん。

イチャイチャするって。

それにお前……呼び方戻ってるし。」




こんな有無を言わさずに実践してくるなんて……!



背中から環方…じゃない

咲哉の温もりが伝わってくる。




私の体温は一気に上昇していく。



「咲哉……

降ろしてよ……」



「ちょっと待ってろって。

もーすぐだから……」




咲哉は私を抱えたまま腕時計を見た。




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