放課後は、図書室で密会




でも何度言っても拒否ばっかするから
逆に俺が告白してやった。


その時のあいつの顔……

傑作だった……。



「おい、何一人でニヤニヤしてんだよ。」


「いや……ククッ……」


「お前、気持ちわりーな……」


「うっせぇ、黙れ。」



今俺に頭をはたかれたこいつは名取 晃太(ナトリ コウタ)

入学式で仲良くなったやつ。


明るくてクラスの中心でバカやるようなタイプ。




「坂木か?」


「そ。」



こいつは俺と茅のことを知ってる。


「うわー、何してんだよ……。
どこで会ってんのか分かれば毎日見に行くのに!」


「超やだ。死ね。」


「おいおい、ひでーな!」



その時、茅が教室に入ってきた。





< 27 / 271 >

この作品をシェア

pagetop