放課後は、図書室で密会




「遅い。」


環方くんもう来てた!

うわー、久しぶりに声かけてもらえた!


「ご、ごめん……。
えっと……お昼食べよっか。」



環方くんはソファーで、
私は床に座ってお昼御飯を食べる。



話すの久しぶりで、なんか照れるな……。



「……お前、怪我したのどこ。」


「あ、えっと膝を……
えへへ……ダサいよね。でも一位だったよ!」


「お前頑張ってたもんな。」


「うんっ」



嬉しい。
環方くんに褒めてもらえるだけで心がいっぱいになる。



すると、環方くんがソファーから下りて、
私と同じ目線に合わせた。



「え、何?…ひゃっっ」



環方くんが!

私の怪我した膝を、さ、触ってる!


「な、何!?」



「…………。

あいつに触れさせてた。」



「触れる?
保健委員の人のこと?」



「触らせてんなよ。」



「……っ……//」



そんな見つめながら甘い言葉言わないでっ!




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