放課後は、図書室で密会
机をちょうどいいところに置き、
椅子に座った。
「勉強……教えてください……。」
「………………。」
やっぱりダメだよ、千夏!
「じゃあ……こっち来て。」
!!
それは今まで私が断り続けてきたお願い……。
でも……
私は立ち上がり、ソファーに座る環方くんの前に立った。
「ここ座って。」
「えっ」
環方くんは自分の膝の上を指差す。
「座れ。」
ギャー
もう!
教えてもらうためだもん!
私にやましい気持ちはありませんっ
私は環方くんの膝の上に恐る恐る座った。