放課後は、図書室で密会
「お……重い……?」
「うん、重い。」
「っや、やだ!降りる!」
私が暴れると、環方くんは私をガッチリと捕獲した。
「嘘だよ。」
ああ、もう……。
優しく囁くの反則。
環方くんがおでこを私の背中に当てているのが分かる。
恥ずかしい……。
「やっぱ顔見えないのつまんない。降りて。」
「ダメっ」
今顔赤い!
「お前、さっきと逆なんだけど……。」
環方くんは私を無理やり抱き上げて床に座らせた。