放課後は、図書室で密会




「お……重い……?」


「うん、重い。」


「っや、やだ!降りる!」


私が暴れると、環方くんは私をガッチリと捕獲した。


「嘘だよ。」



ああ、もう……。

優しく囁くの反則。



環方くんがおでこを私の背中に当てているのが分かる。



恥ずかしい……。



「やっぱ顔見えないのつまんない。降りて。」


「ダメっ」


今顔赤い!


「お前、さっきと逆なんだけど……。」



環方くんは私を無理やり抱き上げて床に座らせた。




< 78 / 271 >

この作品をシェア

pagetop