放課後は、図書室で密会




「なんで顔伏せてんの。」


環方くんが私の前に座ったのが見えた。


もうすぐ夏休みだから、私も環方くんも夏服だ。


薄着だとよりいっそう触られるの恥ずかしいよ……。



「じゃあ、教えてやるよ。」



「ホントっ!?」



思わずバッと顔をあげるとそこには妖しく笑う環方くんがいた。




「まずお前は人を好きになったらどうする?」


「ハ?」



何言ってんの!?




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