放課後は、図書室で密会
「……っかた…んっ……」
環方くんは私の右手をギュッと握った。
安心して、って言うみたいで、
なぜか怖くはなかった。
唇を離し、環方くんは私をまっすぐ見つめる。
その甘くとろけるような視線に私は抗えない。
「……なんで私なの……?」
もっと可愛い子は山程いるのに……。
環方くんは私の首に優しくキスをする。
「柔らかい笑顔が好きだと思った。
意地っ張りな性格も、優しいところも。」
「っんっ……」
くすぐったさに声が漏れる。