放課後は、図書室で密会
「ここ、入学式の日から毎日来てる場所。
俺の場所だから。
もう二度と来ないで。」
「あ……」
環方くんから出てくる冷たい言葉が容赦なく私の心に突き刺さる。
環方くんは気にせずに音楽を聞き始めた。
環方くんってこんな人だったんだ……。
私がボーっと突っ立っていると、環方くんはイアホンを取り、ソファーの上に片足を乗せた。
「今度は何?」
「あ、いや……なんでも……。」
「お前、俺のこと好きなの?」
「っハァ!?」
顔が一気に熱を帯びる。
「っ好きじゃない!」
「ふ~ん……」
環方くんは私を見つめている。
うわ~
見つめないでよぉ!!