放課後は、図書室で密会
ずっと避けられてたんだ。
これくらいいいだろう。
「茅、起きろ。」
茅の肩を揺すり起こす。
「……ん……わかたくん……」
「顔あげて。」
俺はまだ寝ぼけ眼の茅にキスをした。
トローンとした目で俺を見上げている。
これ以上はダメだ……。
「お前、もう帰れ。17:00だし。」
「あ、ホント!」
茅は時計を見て荷物をまとめ始めた。
あんまり動揺してないってことは
夢の延長と見なされたかな……。