恋人遊戯



里莉って、そう言うイメージなかったからビックリした反面、何だか親しみが持てた。


半ば脅すようにカップルになったけど、俺は何にもお前の事を知らなかったし知ろうとも思わなかった。



あの時、脅して付き合いにOKした里莉の髪を解いた時、驚いた。思ってたより、柔らかくてサラサラして…何より、白い肌に真っ黒な髪。


昔、読んだ白雪姫みたいだって思った。


黒ブチ眼鏡じゃなくて、フレームなしの眼鏡のせいで里莉の顔がよく見えた。


付き合う事を黙っててほしいって言われた時は、何か面白くないって思った。


もちろん、ダチも使って学校中に広めた。里莉を手にするためには、まず外から埋めていくしかない…。



もちろん、里莉にいじめられると言う事を分かっててだ。



そこをタイミングよく助けようと思っていた。けど、こう言う時ってなかなかタイミングよくいかない…。



大体が事が起きた後。…オマケに里莉は何にも言ってくれない。



期待してたんだろうなぁ。何かそれらしい事言ったら、慰めて優しくして…って計画してたけど全く効果なくって少しイライラして来たんだ。



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