恋人遊戯



…これまた同時に兄さんに発してしまい、私と先輩は目を合わせて、二人で吹き出しちゃった。



何か、今までネガティブにモノを考えていたからかな…? 何かしても、少し楽しく感じちゃう…かも…。



「…………構わない。ただ、里莉は卒業は必ずしろ。その後の話はまた別だ」





そう言うと、兄さんは部屋を出て行った。




「……認めてもらえたみたいだな?」



そ、そうなのかな? 本当にそうなの?

頭の中にはグルグルと転がって行く出来事に、少し追いついてないみたいでパニックになりかけてるみたい。



私の今まで生きていた中で、信じられない事だと思う。



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