恋人遊戯

その2




樋高先輩の告白から4日経過。


あれから先輩の影も見える事なく安心していた私は、今日は大事な日だと言う事を思い出した。


カバンに入れていた携帯を取り出して時間を確認すれば、電車に乗らなければ間に合わない事に落胆する。




「うぅ…。450円損しちゃうのね…」


ため息を吐いて、駅へ走る。今の時間なら10分後にくる電車に間に合うかも…。

そう思いながら私は走る。
その姿を見られている事に気付かないまま…。




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駅のホームに辿り着いたらタイミングよく来た電車が到着して、乗り込んだ車内で教科書を取り出して今日の復習を始める。



この時が一番落ち着くのよね。



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