あたしが恋した総長

しばらく歩いて、屋上があるであろう階段を上がり、

それらしき扉に手をかけ、開ける


開けた先には


5人のいかにも不良の男が座っていたり

寝転んだりしていた


その中の一人に目が止まり

「あ。」

と声が出た

そいつは目を見開いたと思ったら

ふっと笑って


「ここへ座れ」


と自分の隣を叩いた


「遠慮する、失礼しました」


そう言い、出ようとして、扉に手をかけたら


ダンッ

と音がして、少し開いていた扉が閉まった




< 10 / 240 >

この作品をシェア

pagetop