あたしが恋した総長
「話って何?」
「その前に、お前の名前は?」
「人に聞く前に自分から、でしょ」
それだけしか言ってないのに
周りの男たちは目を見開いた
そして
ふっと赤い髪の男が笑ったのを見て
周りの4人がより一層、目を見開いた
「龍毅が笑った」
「珍しいですね」
「久しぶりに見たな」
「そうだね」
何、この人普段笑わないの?
そんなことを思って、赤い髪の男を見ていると
「俺の名前は、織田 龍毅(おだ りゅうき)
鬼神の総長だ」
「じゃあ、僕たちも自己紹介しようか!」
「そうだな。俺は 遊川 廉(ゆかわ れん)
龍毅と同じ鬼神の副総長」
「清水 海(しみず うみ)。 幹部」
「永井 翔 (ながい しょう)だよ!海と同じ幹部
だよー」
「石木 翠 (いしき すい)です、幹部です。よろ
しくお願いいたします」
「ふ~ん、そう、よろしく」
鬼神か
関わらないって決めてたのにな