あたしが恋した総長


優「良かったよ、鬼神の子も鳳龍の子も賛成してくれて」



翔「僕はどっちも賛成すると思ってたよ」


優「なんで?」



翔「鬼神のやつらは皆、優梨ちゃんのこと好きだし、今日見て鳳龍のやつらも好きだと思ったから。それに信用してるしね!優梨ちゃんが決めたことに反対はしないと思ったんだ」



優「そうなんだ…それはすっごく嬉しい」



正直、鬼神の皆があたしのことどう思ってるんだろうって思ってた



いきなり現れて、姫だから守れって言われて



総長の命令だから嫌でもやらなきゃいけない




だから嫌われてるんじゃないかって思ってた


ポンッと頭に手を置かれて隣の龍毅を見る


龍「そんな顔するな、誰もお前を嫌ってねぇ」



なんでこの人はあたしの思ってることが分かるんだろう



いつもそうだ



不安に思ってるとき、辛いときも




分かってくれている龍毅




そんな貴方が日を増すごとに愛しくなっている




優「ありがとう」





あたしは今日もこの人に溺れてる




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