あたしが恋した総長
龍毅のバイクの後ろに乗ってきたのは
バイクで1時間程度のところにある遊園地
優「うわーおっきいね、遊園地って」
龍「お前、来たことないのか?」
優「ないよ」
遊園地にこの年で初めて来る人ってなかなかいないと思う
龍「そうか」
頭をポンポンと撫でてくれる龍毅
この人は分かってる
あたしが何か抱えてること
過去に何かあったこと
そしてそれが家族とだということ
それでも何も聞いてこないのは龍毅の優しさ
あたしから言うのを言えるのを待ってくれてる
優「龍毅!あれ乗りたい!」
その優しさに甘えるあたし
龍毅にはいつか話せるかな
龍「じゃあ行くか」
あたしの手を引いてあたしが行きたいと言ったジェットコースターのところへ向かう