あたしが恋した総長
外の駐車場みたいなところにはバイクが
ずらーっと並べられていた
そのまま龍毅に引っ張られて
倉庫の中に入る
下っぱたちには
好奇の目を向けられる
するとその中の一人が
「龍さん!その女の人は…?」
と聞かれる
多分、下っぱの中でも上のやつだな、この子
次期幹部とか?
龍「俺の女」
下「えっ!?そうなんですか!」
優「はっ?!」
いやまて、なぜお前の女になってるんだ、あたしは!
優「ちょっと!いつあたしがあんたの女になったのよ!」
龍「…」
無視ですか、なんなんですか、この男は
下「すげー。あの龍さんに……。さすが、龍さんの彼女」
優「ちょっと、彼女ないの。無理矢理連れてこられたの」
龍「ちっ。いいから行くぞ」
こっちが舌打ちしたい気分なんですけど
てか、この流れ、幹部室に行く流れじゃ…
でも、もういいや。
どーせここまで来ちゃったんだし
はぁとため息をついて
龍毅に引っ張られながら後を着いていった