あたしが恋した総長
龍「そうか」
あたしの頭を撫でて額に軽くキスを落とす
それが心地よくて目を閉じる
すると今度は唇にキスをされる
そっと離れる
優「準備しようか」
龍「あぁ」
起き上がって準備をし始めた
準備が出来て、下に降りると
見たことのある車が止まっている
運転席に乗っていた人は
後部座席のドアを開けてくれる
当たり前のように乗る龍毅につづいて
開けてくれた人に頭を下げて龍毅のとなりに座る
優「ねぇ、なんで今日は車なの?」
いつもはバイクで行くのに
たまにしか車を使うことはない
龍「バイクだとお前が辛いかと思って」
あぁそういうこと
どこまでも優しい貴方にまた溺れる
優「ありがとう」
龍毅の肩にコツンッと頭をおく
龍毅が運転手の人に「倉庫」と告げると
ゆるやかに発進した