あたしが恋した総長
しかし、あたしはまだ小学校5年生
暴力を受けてた体はアザだらけ
そのアザをどう隠したらいいのかさえ分からず
学校へ行くと
今まで仲が良かった友達やクラスの男たちは
軽蔑するような目であたしを見つめていた
それでも勇気をふりしぼって
友達に声をかけた
優「おはよう!」
でも
友「あっち行こう」
ヒソヒソ話ながら、あたしを無視して
離れていってしまった
そして男からは
「そのアザ気持ちわりぃ!」
「虐待受けてんじゃねぇ?!」
うわーとか言いながら
あたしを馬鹿にしたり嫌がらせをした
最初は無視だけしかしてなかった友達だった子も
あたしに悪口や嫌がらせをするようになった
学校ではいじめられ
家では虐待を受け
身も心もボロボロになった
そんな生活が2年も続き
いじめをする弱者に汚染された人も、また弱者になる この世の連鎖に呆れ果てていた