あたしが恋した総長


あたしが中学2年になったとき


父親が再婚した


あたしは少し期待してたんだ


父親が昔みたいに優しい人に戻ってくれる と


でもそれは間違いだった


父親は今までと変わらずだった


そしてある日


最悪なことにいつもあたしが帰ってくる朝方の時間に


父親がいた


いつもはこの時間には仕事に行っているはずなのに……なんで


最悪だ


父「お前、最近夜出歩いているみたいだな」


優「…………関係ないでしょ」


父「俺の顔を潰すきか!!!」


ガァンッ!!


椅子を蹴り飛ばした


父「夜出掛けるのは禁止だ!分かったか!!」


優「嫌よ!」


あたしの居場所は鳳龍しかないんだ


そこへ行けなくなるなんて


また生き地獄のような生活をするのは


もう嫌なんだ


父「俺の言うことが聞けないのか!」


あたしに殴りかかってきた父親の腕を掴んで


蹴りあげた



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