あたしが恋した総長



龍「俺は関係ないかもしれない。だが、優梨を傷つけるようなら俺はあんたを潰すまでだ」


優「……龍毅」


父「ただのガキに何ができる!」


龍「それはもちろん、権力なんてもんはねぇが優梨を守る気持ちは曲がらねぇ」


それを告げると、携帯を取りだし


どこかへかけ始める


龍「俺だ。今すぐ〇〇地区の×××の××にある白い家まで来い。急げよ」


切った携帯をポケットへ入れ


今だ地面へ転がっている父親を見下ろしている


龍「あんたには今までしてきたことの罪を償ってもらう」


父「なんだと?」


優「龍毅、もしかして……」


龍「あぁ、組員を呼んだ。後のことはそいつらに任せる。優梨、言いたいことがあるなら言っとけ」


優「…………お父さん。あたしはもうこの家には戻らない。お父さんが昔みたいな優しい人に戻るまで。…………さよなら」



龍毅と一緒に部屋を出ようとしたとき



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