あたしが恋した総長


龍「優梨、戻ってこい」

優梨「はーい」


階段を上がると、龍毅に腕を引かれ

肩を抱かれる


優「ちょっと!」


何やってんの、この人、人前で


しかもこんな大勢の前で


龍「お前らこいつを全力で守れ」


下「「「全力で守ります!!!!」」」


優「龍毅!さっきも言ったでしょ、守らないでって」


龍「そんなの知らねえよ、守りたいから守る」


こいつに言っても無駄だ


優「あの、無理に守らなくていいからね?」


下「「「いえ、守らせていただきます!」」」


あー、総長に似てる、ここの下の子たち


はぁ、と呆れていると、ポンッと肩を叩かれ


廉「諦めろ、龍は言い出したら聞かねぇ。黙って守られてればいいんだ、あんたは」


優「そーみたいだね」


呆れ顔で言ってやった


龍「じゃあ、話はそれだけだ。悪いな、いきなり集まってもらって。解散していいぞ」


そう言って

またあたしの腕を引っ張って幹部室に入った



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