モデルの恋愛事情
授業の終わり
「新君はいつ教科書もらえるの?」
「さあな、ま、俺は都合がいいけど」
「どういう事?」
「なんでもねえ」
新君の発言に疑問を持ちながらも、あたしは屋上に行った。
裕香と昼飯を食べるために。
「大丈夫だった?」
「え?」
「王子と喋ってたじゃない」
「うん、楽しいよ」
「はぁ!?」
あたしもなぜか分からない。
いきなり新君と話せるようになったのは、自分から彼に話しかけようとい意志があったからかな?
「ふーん、いい感じね」
「いい感じ?」
「王子、もしかしたら美恋に興味があるのかもね」
「そんなことないよ!皆の王子でしょ?」
超俺様だけど。