涙で育った赤い花
放課後、またに聞こえてくる音色につられて、そのたびに音楽室に足を運ぶ。

そしてその音色に聞き入って……


というような日々が続き、結局あの日以来隆斗としゃべることもないまま、残り少なかった2年生時代はあっけなく幕を閉じたのだった。
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