涙で育った赤い花
とは言ったものの、内心かなり緊張してて逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。


――あっ!…隆斗。

心臓の動きが速くなる。

つか、雄一がこっち来る〜。                    「よっ!波琉。お前この機会にあいつに告れば?」


「…そのつもりだよ。」

「えっ!?まじで!?…俺に任せろっ!」


「はっ!?ちょっと待って!何しにいくの!?」

……行っちゃったし。
なんか嫌な予感がするのはあたしだけ?


「おっはよ☆波琉。」


「萌!おはよー!」
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