涙で育った赤い花
その後も由嬉と話していると、
ついにあいつがやって来たんだ――…
――ドクン。
心臓が大きく脈打つ。
急に焦りだす私。
……落ち着け。落ち着くんだ私ー!
ところが、私の気持ちを知るはずもない隆斗は、まったく何事もなかったかのように平然としている。
1人焦っていた自分が恥ずかしく感じる。
ついにあいつがやって来たんだ――…
――ドクン。
心臓が大きく脈打つ。
急に焦りだす私。
……落ち着け。落ち着くんだ私ー!
ところが、私の気持ちを知るはずもない隆斗は、まったく何事もなかったかのように平然としている。
1人焦っていた自分が恥ずかしく感じる。