涙で育った赤い花
「波琉…。俺……」



――ドクン…ドクン…



「お前の口からちゃんと聞かねぇ限り返事はしないから。」



隆斗はそれだけ言い残すと行ってしまった。



――…へっ!?



状況がうまく理解出来ない私。



てっきり私は、自分で告白できないまま返事を聞かされると思ってたから、驚きのあまり呆然。
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