涙で育った赤い花
雄一……
結局あなたは、あたしのラブレターが読みたくて、自分が楽しみたくて、あたしを騙してたんだね――…



でももういいや――。

あいつに今更どうこう言ったって、あいつは変わらない。


あいつじゃなくて…あたしが強くならなきゃいけないのかな?



――なんか、みんな信じられなくなってきちゃった。


雄一のように、味方のふりして裏切られるんじゃないかって思ってしまう。
           

もう……疲れちゃったよ。
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