不器用な少女と若干変態な少年
「おーい。リセア。そろそろ起きろよ?」


「…ああ…。」


「珍しいな。リセアが寝坊だなんて。」


私の部屋に普通に入ってきて、普通にベッドに座っているこいつはルキ=アローン。


私の幼馴染み。


「…今何時だ…?」


いつも片方がウサミミ、もう片方がネコミミで左右の色が桃色と水色という、なんとも派手な格好をしている男。


「9時。」


…それにふざけた奴だ。


「何故起こさなかった?」


「いやー。リセアの可愛い寝顔見ていたら起こせなくってー♡」


「///」


…そして時たまこういう事をさらっと言うから困ったものだ。


「リセア?どうした?顔が赤いぞ?」


「放っておけ!///」


…そして鈍い。
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