個人的事情につき“50センチ以内”禁止


「…あー…離したくねぇ…」





それは私も同じです。

私も、課長を離したくありません。

そんな気持ちを込めて、課長の背中に腕をまわした。





「課長に触れるのも、触れられるのも。
私だけだって、思ってていいですか…?」

「…愚問だな」

「50センチですよ?」

「またそれかよ」





呆れたように笑みを浮かべながら。

課長は私を抱きしめる腕に力を込めた。

そして。

さっきとは違う…欲を含み、熱のこもった目で私と目を合わせた。





「…だったら。お前限定の俺を、見せてやる」





ドクンドクンと心臓が煩い。

私は。

この言葉の意味を知ることになるのだろうか…。





【END…?】


< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:15

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

色気のない僕ら

総文字数/7,891

恋愛(その他)17ページ

表紙を見る
嘘と微熱と甘い罠

総文字数/128,831

恋愛(キケン・ダーク)325ページ

表紙を見る
Penalty★Game

総文字数/76,043

恋愛(ラブコメ)202ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop