嘘と元カレとネックレス
***
ふわふわ。
肌触りがよくて、すごく気持ちいい。
んぅー落ち着く……。
あれ、なんか胸に当たってるような……
違うっ!
当たってるんじゃなくて、揉まれてる!!
パッと目を覚ましたが、時はすでに遅かった。
唇が塞がれる。
もちろん、それは斗真のもので……
何度も重ねては、やってくる。
「嫌っ!」
思いっきり、頬にビンタした。
彼の頬がじわじわと赤く色づいてく。
上半身、裸の彼。
気づけば、私もほぼ裸だった……。
無残に床に落ちているワンピースとバックを拾い、私は部屋を飛び出した。