1年間の幸せ。
何故か涙が止まらない。
死のうと思ってたのに
死ねない。
何度も何度も頬を伝る温かいものは
止まってくれない。
言いたいことが言えない。
言葉にできないんだ。
「なんで…お前が泣いてんだよ」
ただただ首を横に振るしかできなかった
本当になんで私が泣いているのか
わからなかった。
でも、胸が凄く痛かった。
私の思ってることが
言葉にできたらよかったのに…
蓮斗は、泣いてる私を
そっと、抱きしめてずっと
背中をさすってくれた。