1年間の幸せ。
《蓮斗、もう私に関わらないで》
今回は、スマホに書いて見せる。
「っは??」
《好きな子ができた。》
「意味わかんねぇよ。好きな子が
出来たからなんだよ」
《好きな子が出来たからもう
蓮斗とは絡むこと出来ない。学校にも
行かない。そんなけ。帰って。一生来ないで。》
「は!?意味わかんねぇってば!
誰だよっ!未流!!」
ごめんね。
冷たくしてごめんね。
お願いだから帰ってよ…
私の目から冷たい水が流れてしまう。
はやく…かえって。。
《お願いだから。帰って》
「…意味わかんねぇよ……」
そう言って、蓮斗は目を赤くして
病室をでていった。
あーあ…。
蓮斗はきっと傷つく。
私が蓮斗を傷つける前に
冷たく放てばいい。
私を忘れてくれればいいの。
だって私強くなるんだもん。
だって……私……
強くなるんだもん………
なんで…涙がでてくんの…??
可愛らしい声も出ないのに。
ごめんね…蓮斗…
大好きだよ…
愛してるよ…
だからさよならなんだ。