1年間の幸せ。
蓮斗side

あれから、未流とはあっていない。

本当は、会いたくて仕方ない。

キスしたい。

彼女でもなんでもないのに。

自分が無力で本当に憎い。

なにも出来ないのがすげぇ
イラつくんだよ。

好きな子ができた で終われるような
気持ちじゃねぇ。

でも、会いにいけない自分がいる。

なでしこ達もそうだ。

未流が学校にこないから
心配してる。未流の誕生日の事も
ずっとずっと考えてる。

なぁ。未流。
好きなやつってどんなやつ?

俺より未流を大切に出来るやつか?

それなら……

『仕方ねぇな。』

そう俺は吐いて窓の外を見つめた。


蓮斗side end
< 124 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop