1年間の幸せ。


診察室を出たら、
椅子に座って寝てる蓮斗。

不覚にもドキッとする。

私は、銀色の髪を撫でた。

「んっ…」

やばっ!!

私は、急いで手をどけた。

「おわっ…たか?」

コクっと頷いた。

「帰るか」

そう言って差し出してくる手。

私は、意味がわからなくて
首を傾げた。

「んー」

そう言って私の手を握ってきた蓮斗

「寒い。」

今5月だし。

でも、不思議と嫌じゃなかった。









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