1年間の幸せ。

朝、家を出ると

蓮斗が立っていた。

私は、肩をトントンして

ノートをみせた。

《どうしたの》

「一緒に行こうと思ってさ」

《そっか、行こう》

「おう!」

そう言って、また
私の手をとって歩き始めた。

なんでか、ドキドキが
止まらない。


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