1年間の幸せ。
「お前、死にたいの?」
そういって、抱き寄せて来た蓮斗
蓮斗の頬に伝ってるのは、
目から零れ落ちる水。
そんなつもりじゃなかった。
あなたを泣かすつもりは、
なかったんだよ!?
違うよっていいたいのに…!
そんなこと思ってないよって
いいたいのに!!
なんでなんでなんでなんで…
なんで!!!!!
なんで声がでないの!?
『っ……』
蓮斗は、なみだでぐちゃぐちゃに
なってる顔を袖で拭う。
「お前まで…いなくなんな…よ…」
ごめんね。本当にごめんね。
その言葉を言うように私は、
蓮斗の銀色の髪の毛をそっと
上にあげて涙を拭った。
「……好きだ、みる。」
そういって、私に甘いキスをした。