1年間の幸せ。

私は、隠れるように
だらだらとついていく。

「そんな隠れないの!んっとに〜」

隠れるでしょうがぁ…


「あ、着替え終わったか?」

れ、れんと!?

「うんっ♪ばぁっちりね♡」

「てか、未流は?」

え!?わたし!?

「ここにいるわよー」

そういって、手を掴まれ
前に出された。

えぇ!?

「み…る…」

すぐさま赤面になるれんと。

「あれれ、どうしたの?」

キ、キイ…

「おいおい、キイ見てみろよ。
これ見たらこいつも赤面なるだろ」

そういって私を指差した。

私ですか…?

ええぇ!?

「あ〜ほんとだね」

「でしょお?可愛いもんねぇ♡」

「未流!行くぞ」

そういって、強めに私の手首を掴んだ
蓮斗は、前に歩き出した。

「…可愛すぎだってば」

そんなこと言われれば私だって
恥ずかしくなる。

< 66 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop