1年間の幸せ。
「ちょっとまってろ」
いや、私も行きますし
そう思いついて行こうとした。
「まってろ!」
え〜
私は、待つことにした。
「ねぇ、遊ばね?」
「いいこと…しよう?」
え、なに…?
私の腕を強く掴む。
「なんで、喋んねぇの?
喋らないってことはおっけー?」
私は、手を叩いた。
「いってぇ…な。」
「大人しく…してりゃあいいのによ!」
そう言って男は、手を上げた。
やばい…!
目をぎゅっと瞑った。
「気安く…俺の女に触ってんじゃねぇ」
え…?
ゆっくり目を開けると
蓮斗がかき氷をぶん投げてるのが
目に入った…
「誰だてめぇ!!」
「俺の女。さわんな…それとも…
殴られてぇの?」
おんな…?
「チッ、喋れねぇ女に興味はねぇよ!」
しゃ…べれねぇ…おん…な…
バキッ
痛々しい音が聞こえた。
「うぜぇ…」
蓮斗が男達を殴った。
徐々に人も集まって来た。
まだ、殴ろうとする蓮斗の腕を
強く握った。
もういいよ。っていう気持ちをこめて。
「未流…チッ失せろ。」
こんな、蓮斗始めてみた。
自然と涙が出てきた。
泣きたいわけじゃないのに…。
「人けのないとこいくか。」
そう言って人の少ないところに
むかっと。