1年間の幸せ。

「ん、これ」

そう言って私に渡してきたさっきの指輪

私は、二つ入ってる指輪の一つを
蓮斗に渡した。

「んだよ?」

《お揃いっ》

そう言って私は、指輪をして
蓮斗に見せた。

「なんで…」

《記念》

「………未流」

そう言って、涙を流した蓮斗。

なんで!?

「ありがとう……」

そう言って蓮斗は、指輪をつけた。

「いつか、いつかな?
左につける時がくると俺願っとく。」

…蓮斗……

《もうちょっと…まっててね》

「………好きだよ」

そう、蓮斗が言ったと共に
花火があがった。

夜空でキラキラ光って

下に落ちて…。

綺麗だった。

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