となり
「ねぇ湊」
「どうした?」
「眠い」
言いながら既に半分寝てるし…‼︎
カワイイ寝顔は俺のもの。
俺の服をキュッと掴むこの手をずっと離さねぇ。
「………湊」
カワイイ寝言も俺のもの。
そこに一筋流れる雫。
…怖かったんだな。
閉じ込められて、縛られて。
怖くないわけナイのに。
それでも俺を信じて…。
そっと喜嬉の頭を撫でる。
「もう、誰にも傷つけさせないからな?」
そっとキスをして…。
「ずっと隣にいろよ?」
ただひたすらに君だけを想うから。
end.