となり
…しかし、イチャイチャって何だ?
「ねぇ湊」
「ん?どうした⁇」
「イチャイチャってどうするの?」
「俺と喜嬉が仲良しってコトを、周りの人に見せつけるんだ」
「ふーん」
イチャイチャ…。
今まで教室でしたことなんてナイ。
これからもそんなことしない。
「私イチャイチャしたくない」
「ん?」
「湊と私が仲良いのを、別に自慢しなくてもイイ」
「そっか」
「ん。仲良いのは事実だから、他人に教える必要ナイと思う」
「そうだな‼︎俺も教室でイチャイチャしたくね〜。喜嬉の声聞いて、喜嬉の笑顔見れるのは俺だけ」
…別にクラスメイトと、必要があれば話すこともあるけど。
でもまぁ、そこには触れないでおこう。
「よし、帰るか‼︎」
「ん、眠い。お昼寝したい」
「おい‼︎ここで寝るな‼︎俺ん家まで我慢しろぉ〜‼︎」
そんな声を聞きながら、瞼を閉じた。
フワフワとした意識の中…。
「ずっと俺だけの喜嬉でいてくれな?」
そんな愛しい人の声を聞きながら。
ずっと一緒。
ふたりって、イイよね。
湊とふたりって、イイよね。
end.
終わり方雑でごめんなさい。龍迅