牢屋からの出会い




ドンッ!!



っと後ろから誰かがぶつかってきた。


「キャッ!!」


振り向けば、明るいほどの金髪をして、メイクもしている美人な女の人が立っていた。

ヤンキーぽいけど、綺麗…

先輩かな?



「ん?私の顔になんか付いてる?」

「いっいえ!!」

「何で、敬語なの?ハハッ。面白いね。」

「…だって、先輩じゃ…」

「え?!私が先輩!!違う違う。
私はここに入学してきた、

井上 沙良 いのうえ さら

新入生だよ!」

「…あ!そうなんだ…ゴメンね。
私は戸田愛。よろしくね。沙良ちゃん!」

「愛かぁ〜。顔も可愛いし、ちっさいし。可愛い〜。」

「さっ沙良ちゃん苦じい…」

「あ!ごめんごめん。今年は女子私と愛だけだって。だから、仲良くしよーね?」

「うん!!!良かった…私。ヤンキーとかと縁がなかったから、友達出来ないと思ってたから、沙良ちゃんで良かった。」

「ハハッ!確かに愛は、ヤンキーっていうのに、縁が無さそうだね。」

「沙良ちゃんと同じクラスがいいよぉ〜。」

「私も愛と同じクラスがいいー。
男ばっかりだしね。」

「…うん。男の子…苦手なんだ。」

「そーなの!」

「うん。沙良ちゃんは?」

「私は別に、普通…」



「近くの椅子へ皆さん座ってください。」

「うわぁぁ。」

「ちょ、愛おちついて。ここ座ろ?」

「う、うん!」

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