幼なじみの大ちゃんにlove



【Side美咲】




「ん…あれ、ここは保健室?」



なんで保健室に私が?


「美咲…!!」


「優~!なんで私が保健室にいるの?確か体育だったはず…」



「美咲貧血で倒れたの。そんで大輝くんが…美咲を運んでくれたわ…」


え…?


大ちゃんが!?



まさか…!!


「記憶が戻ったの!!?」


「…いや、それはないかな。大輝くん、いつも美咲に向けるはずの顔をしてなかったから。たぶん…あれは普通のクラスメートととして…」


ただの普通のクラスメートか…


幼なじみでもなければ、友達でもない



それなのに…どうして優しくするのバカ…!


あれじゃあ…私が苦しむだけだよ



「え…!!美咲ごめん!そのぉー…そう言うつもりじゃなくて…」


「…気にしないで。そう言うのじゃないから…」


辛いから涙が出るんだ




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