愛シテル

秀哉side

音楽の授業、里菜が隣の男と話してた。それも楽しそうに…
許せない!!何でそんなに笑えるんだ!!
可笑しいおかしいオカシイ!!
里菜のとなりに居て良いのは僕だ!
…そうか!里菜にあの男が一方的に
喋りかけてるんだ!!可愛そうに…
里菜は優しいから断れないで、愛想笑いを浮かべてるんだな?




(ソンナ奴、殺シテアゲナクチャ♪)



だから僕は彼を呼び出した。

「藤吉君。ダメだろ?里菜に気に入られたいからって一方的に話しかけちゃ。
里菜は愛想笑いをしてたじゃないか」

若干注意っぽく言ってやる。

「一方的。ねぇ?悪いけど、俺と里菜は幼馴染みなんだよ。」

この一言に僕はキレた。






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