愛シテル
「幼馴染みぃ?ふざけるな!
里菜を呼び捨てして良いのは僕だ!
僕だけなんだ!ちょっと一緒に居るだけで威張るなよ!」
里菜は渡さない。僕のものなんだ!!
里菜。愛してる。愛してる。
僕が邪魔物の排除するからね。
待っててね。
「邪魔なんだよ…死ね…」
そう言って僕は藤吉を屋上のフェンスに押し付けた。
「俺は死んでもいいが、里菜に…里菜に金輪際近づかないことを誓え」
かなり強気だ。所詮は口約束だけどね。
「あぁ。早く逝けよ」
僕が冷たく言い放つと、呆気なく
藤吉は飛び降りて死んだ。
…人間って脆いんだ…
これで…邪魔者は消えた。